金武町(きんちょう)はリゾートエリアとして著名な「恩納村」の反対側にある東海岸に面した市町村です。
米軍基地キャンプハンセンがあることから、アメリカ文化を色濃く受けているのが特徴。米軍基地ゲート前の町「新開地」では、生活に根付いたアメリカ文化を感じられる光景が広がっています。
一方で、自然を楽しめるのも金武町の魅力。
東海岸に面した地形を活かし、マリンアスポーツや、マングローブカヌーなど、ネイチャーな要素を体感できるアクティビティが人気を集めています。
また、冬の風物詩として盛り上がりを見せているのがプロスポーツキャンプ。受け入れ施設の整備も進み、快適に見学・観戦が楽しめるようになっています。
この記事では、そんな金武町の主なスポットや注目ポイントについてお届けします!
1.タコライス発祥の地「キンタコ」
2.2022年open「サンライズビーチ」
3.アメリカンな街並み「新開地」
4.暗闇に眠る泡盛?!「金武鍾乳洞の古酒蔵」
5.マングローブカヌーの拠点「ネイチャーみらい館」
6.冬はプロ野球・サッカーのキャンプ地に
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1.タコライス発祥の地「キンタコ」
金武町は沖縄のソウルフード「タコライス」が誕生した町です。2010年には大きなタコライスを作るイベントも開催され「世界一大きなタコライス」としてギネスに認定されています。
そんな、地域総出で盛り上げているタコライスが生まれたのが「パーラー千里」。パーラー千里自体は2015年に閉店してしまっていますが、姉妹店である「キンタコ」こと「キングタコス」は今も沖縄を代表するタコライスの老舗として根強い支持を集めています。
たっぷりのひき肉に、「これでもかっ」とのせるチーズ、追い打ちのドサッと野菜が昔から変わらないキンタコ式のタコライス。タコライスが生まれた金武町にいまも本店をかまえる「キングタコス本店」で味わうタコライスは格別です。
- 住所
- 沖縄県国頭郡金武町金武4244-4
- TEL
- 090-1947-1684
- 営業時間
- 10:30~21:00
2.2022年open「サンライズビーチ」
2022年にオープンしたKINサンライズビーチは金武町の新たなランドマーク。全長800mにもなるビーチは沖縄でも最長クラスを誇ります。西海岸のリゾートホテルが立ち並ぶ光景とはまた違った、のどかな沖縄らしい風景を望めるのがKINサンライズビーチの魅力のひとつ。
海水浴はもちろんのこと、バーベキューメニューやマリンスポーツも豊富で、幅広い遊び方ができる充実した設備が嬉しいポイントです。広い敷地内を活かし休憩スペースも点在しているため、プライベート感を保ちながら、のびのびと羽を伸ばせるスポットとなっています。
- 住所
- 沖縄県国頭郡金武町金武10819-4
- TEL
- 098-968-3373
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 備考
- 休園日:春休み、ゴールデンウイーク、年末年始、7~8月(シーズン)以外の月曜日
3.アメリカンな街並み「新開地」
新開地は米軍基地キャンプハンセンの「GATE1」前に広がる飲食店をはじめとする店舗が集まった商業エリアです。米軍基地の門前町として栄えてきた新開地はアメリカ文化が色濃く表れ、英語表記の店舗が立ち並びます。
ただ、一言でアメリカ文化と言っても、老朽化した建物も相まって漂うのはデンジャラスな香り漂うレトロアメリカンな空気感。一方で、日本人向けの店舗も点在しているため、なんだかよく分からないカオスな雰囲気があるのも新開地ならでは。一言では形容しがたいディープな魅力が味わえるスポットです。
- 住所
- 沖縄県国頭郡金武町金武
4.暗闇に眠る泡盛?!「金武鍾乳洞の古酒蔵」
金武鍾乳洞の古酒蔵は鍾乳洞の特性を活かし泡盛を熟成させているスポットです。長さ270m、地下30mにもなる天然の鍾乳洞は泡盛の保管に適しており、およそ10,000本以上のお酒が熟成されています。
そんな普段は立ち入ることのない鍾乳洞の古酒蔵に立ち入れるのが「鍾乳洞古酒蔵見学ツアー」です。まるで洞窟を探検しているかのようなのに、ふと横に目を移すと泡盛が並ぶ光景にワクワク・・・!
ボトルキープも受け付けているため、未来の自分へのご褒美や、お世話になった方へのプレゼントとして泡盛を熟成させてみるなんてのもいかが。
- 住所
- 沖縄県国頭郡金武町字金武245
- TEL
- 098-968-8581
- 営業時間
- 11:00〜15:00 火曜定休
- 備考
- 金武鍾乳洞の古酒蔵ツアー受付「カフェレストラン長楽」沖縄県国頭郡金武町字金武4348-15
5.マングローブカヌーの拠点「ネイチャーみらい館」
ネイチャーみらい館は「億首川」に面した金武町の魅力をダイレクトに体感できる自然学習施設。自然を味わえるアクティビティが人気のスポットです。
中でも「海の森」と呼ばれるマングローブを眺めながらカヌー体験ができる「マングローブカヌー」は人気のアクティビティ。まるでジャングルの川を進んでいく様子は、未開の地を進探検のようで冒険心がくすぐられます。
施設では宿泊することもでき、コテージタイプの建物と、キャンプエリアが設けられています。自然を感じながら、宿泊のスタイルも選べる充実した施設です。
- 住所
- 沖縄県国頭郡金武町金武11818-2
- TEL
- 098-968-6117
- 営業時間
- 9:00~17:00(お問合せ受付時間)
6.冬はプロ野球・サッカーのキャンプ地に
冬になると野球・サッカーのプロスポーツチームのキャンプ地として盛り上がります。毎年2月ごろに開催されるのは「東北楽天ゴールデンイーグルス」の一軍キャンプ。会場の金武町ベースボールスタジアムは近くに高い建物が無いため、開放感あふれる景色でキャンプの様子が楽しめます。
- 住所
- 沖縄県国頭郡金武町字金武11053
同じく1月~2月ごろに始まるのはサッカーJ1の人気チーム「浦和レッズ」のキャンプです。会場となる金武町フットボールセンターはJFA(日本サッカー協会)公認のピッチを備えた充実した施設。観戦席からピッチが近く、迫力ある練習風景はファンにはたまりません・・・!
- 住所
- 沖縄県国頭郡金武町字金武10988
おわりに
ここでは紹介出来なかっただけで他にもユニークなスポットがある金武町。「金武町ってどんな街?」そう聞かれても一言では伝えられない、いくつもの表情を持っています。リゾート感じる沖縄も良いですが、ローカル感あふれるコアな魅力を持つ金武町を楽しんでみてはいかがでしょうか。