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「首里城復興祭」で琉球王国へタイムスリップ!歴史と文化を学べる3日間

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首里復興祭

沖縄の秋の風物詩、首里城復興祭が首里城公園と国際通りで開催されます。
例年、文化の日(11月3日)を中心に行われ、2025年は11月1日から3日までの3日間。
長く「首里城祭」の名前で親しまれてきたイベントですが、2019年に漏電による火災で首里城の一部が消失してしまい再建の祈りを込め「復興」の文字が追加されるようになりました。長く修復作業が続けられてきた首里城正殿は2026年秋にはいよいよ完成予定。
伝統行列や舞踏などさまざまなイベントが催され、琉球王国の歴史と文化を楽しみながら感じられます。この記事では、そんな首里城復興祭の楽しみ方をたっぷりご紹介します。

琉球王朝絵巻行列

首里復興祭
那覇市国際通りでは「琉球王朝絵巻行列」が行われます。
琉球国王、王妃、中国の「冊封使」、伝統芸能団など総勢450名が行列を成して国際通りを歩き、一大絵巻行列を再現。
琉球国王、王妃が身にまとう衣装や「御轎(うちゅう)」という乗り物は、とてもきらびやかで見とれてしまいます。

龍の絵が描かれている御轎には琉球国王が乗り、鳳凰が描かれている御轎には王妃が乗ります。
それぞれの違いを見比べてみるのも面白いでしょう。

日付:11月2日(日)
場所:国際通り
時間:12:30〜14:30

古式行列【琉球王朝祭り首里】

首里復興祭
古式行列【琉球王朝祭り首里】とは、琉球国王が国の安泰と五穀豊穣を願って、首里城下の3つのお寺を参詣する「三ヶ寺参詣行幸」を再現したものです。
王家の菩提寺である円覚寺・天界寺・天王寺を参詣します。
先頭にいる諷仲門(ウテーナカジョウ)という人が行列を案内。
後方には摂政(シッシ) と呼ばれる王府最高位の官職で国王の補佐役や三司官(サンシクゥヮン)という摂政に次ぐ地位の人が続きます。
そして、琉球国王や王妃へと続く行列が、首里城下を練り歩いていきます。
路次楽(ルジガク)と呼ばれる音楽隊が、楽器を演奏しながら行列を成して歩くので、高貴な雰囲気を感じ取れるでしょう。

日付:11月3日(月)
場所:首里城公園 奉神門~守礼門~龍潭通り
時間:12:50〜15:30

国王・王妃出御

琉球国王と王妃が、美しい衣装に身をまとい奉神門に登場します。
奉神門とは「神をうやまう門」という意味で、首里城正殿のある御庭(うなー)への入口です。
別名「君誇御門(きみほこりうじょう)」とも言われています。
3つの入口のうち、中央は琉球国王や中国からの冊封使(さっぽうし)などの身分が高い人のみが通れます。

そんな権力の象徴のような門の前に、琉球国王と王妃が出御する姿は圧巻。
美しい衣装を身にまとう琉球国王と王妃、迫力ある奉神門をぜひ写真におさめてみてください。

日付:11月1日(土)
場所:奉神門
時間:10:00〜、11:00〜、12:00〜(各10分程度)

琉球芸能公演

下之御庭(しちゃぬうなー)にて、平田大一監修のもと伝統芸能「組踊」を現代的にアレンジした「「新・伝統芸能」のパフォーマンスが披露されます。
組踊とは唱えや音楽、踊りを組み合わせた歌舞劇。
玉城朝薫によって創始され、新しい琉球国王を任命するために中国から訪れる冊封使をおもてなしするために披露されていました。
1972年に国の重要無形文化財として指定されています。
伝統的な組踊を現代的にアレンジした「現代版組踊」とは、どんな風に披露されるのか、とても楽しみですね。

日付:11月1日(土)
場所:下之御庭(しちゃぬうなー)
時間:13:00〜、14:00〜、15:00〜、16:00〜(各30分程度)

甦る首里城を守る会 祈念公演~想いを繋ぐ~

首里城の復興を願い結成された「甦る首里城を守る会」が、受け継がれてきた伝統と力強い芸能を披露します。

日付:11月3日(月)
場所:下之御庭(しちゃぬうなー)
時間:想いを繋ぐ公演 11:00~12:00
   奉納芸能公演 14:00~16:00

首里城復興 祈念ステージ

首里城復興への願いを込めてパフォーマンスを披露します。
それぞれの首里城復興への思いを感じられる素晴らしいステージです。

日付:11月1日(土)、3日(月)
場所:首里杜館 芝生広場
時間:11:00〜11:30、12:30〜13:00、14:00〜14:30、15:30〜16:00

日付:11月2日(日)
場所:首里杜館 芝生広場
時間:11:00〜11:30、12:30〜13:00、14:00〜14:30

うむいの燈ランタン夜市

テーマを「燈」とし、首里城再建を願い、沖縄に活気を生み出します。
ランタンを首里杜館芝生広場のガジュマルに吊し、幻想的な雰囲気を演出。
ステージエンターテイメントも披露され、キッチンカー、生ビールと一緒に楽しめますよ。

日付:11月2日(日)
時間:17:00〜21:00
場所:芝生広場

首里城VR体験

完成予定の首里城正殿をVR映像で体験できます。
なかなか入れない区域まで見れるので、学びの多い体験となるでしょう。
首里城正殿は2026年秋に完成予定なので、VR体験はこれが最後かもしれません。

日付:11月1日(土)、3日(月)
時間:10:00~12:00 、14:00~16:00(受付終了 15:30)
参加費:500円
場所:復興展示室(有料区域)

琉球泡盛の粋

琉球王府が泡盛を貯蔵していた銭蔵にて、琉球泡盛の魅力を紹介。
第39代泡盛の女王宮下 智美さんによるミニトークも開催します。

日付:11月1日(土)、2日(日)、3日(月) 
時間:10:00~16:00
場所:銭蔵

【トークショー】
日付:11月3日(月)
時間:13:30、14:30(各回30分程度)

首里城公園へのアクセス

車・レンタカー

首里復興祭
車の場合、那覇空港からは約25分、国際通り(ゆいレール牧志駅)からは約18分です。
首里城公園周辺に複数の有料駐車場があります。
料金:小型車初めの60分400円、30分ごとに200円 最大料金800円

11月2日は国際通りにて交通規制、11月3日は山川交差点から鳥堀交差点で交通規制が行われるので注意してください。

モノレール

モノレールの場合、最寄駅は首里駅になります。
首里駅から首里城公園までは徒歩約15分です。

路線バス

路線バスを利用する場合、最寄りバス停の首里城公園入口バス停からは徒歩5分ほど。
首里城下町線(7、8番)、市内線(1、14番)、市外線(346番)で、首里城公園から首里駅や国際通り周辺までアクセスできます。

本記事を参考に首里城復興祭を思う存分楽しみつつ、琉球の歴史も学んでみてください。

ますえい

沖縄生まれ沖縄在住のWEBライター、ブロガー。進学で福岡に住むも、沖縄が好きすぎて帰郷。一度沖縄を離れたからわかる、沖縄の素晴らしさを発信します。沖縄観光を最大限に楽しめるようお手伝いします。
運営ブログ:ノートパソコン周辺機器ブログ「ロムグレート」

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