梅雨明け当日の快晴の日にピナイサーラの滝トレッキングに行ってきました。
(個人的に)想像以上にワイルドな道中でふと不安がよぎった時もありましたが、無事帰って来れたし本当に行ってよかった!
せっかくなので、皆さんにもあの楽しかった1日をお伝えしたいと思います。
<もくじ>
1.出発の前に~化繊を持っていこう~
1-1.同行者にトレッキングの服装を伝え忘れてた
1-2.シューズ&リュック&防水バッグもレンタル
2.カヌー編
2-1.出発
2-2.右折するとピナイサーラ
3.山登り編
3-1.ピナイサーラでGet Wild
3-2.滝上でランチタイム
4.滝つぼ編
5.ツアー終了
6.ピナイサーラの滝上、自力で行けるのか
6-1.ピナイサーラの滝上、自力で行けるみたい
6-2.ピナイサーラツアー選びのポイント
7.おわりに
1.出発の前に~化繊を持っていこう~
1-1.同行者にトレッキングの服装を伝え忘れてた
トレッキングの服装は、乾きやすい素材の長袖・長ズボンに帽子&サングラスです。夏季は下に水着着用。
トレッキング前日、石垣空港に着いてから気づいたのですが、同行者に服装の事を伝えるのをサッパリ忘れていた!
翌日シュノーケリングを予定していたので長袖のラッシュガードは持っていたのですが、長ズボンをどうするか。。。
結果的に持って来た中で一番薄手の木綿のワイドパンツで参加。
蓋を開けてみると半袖・ハーフパンツの人もいたりして、かなりゆるい感じでした。
でもカヌーの上は陽射しがすごかったので、やっぱり長袖・長ズボンがいいでしょう。
また、終わった後にぼやいていたんですが、木綿は水を吸収して重くなるので、少々歩きづらかったそう。
ごめんよ!
<教訓>
ピナイサーラへは化繊の乾きやすい服で行きましょう!
1-2.シューズ&リュック&防水バッグもレンタル
トレッキング前日の夕方にショップから電話が来て、送迎時間と終了時間の確認。
約束の時間は9:30。当日はぴったりの時間にお迎えにきてくださいました。
ショップに着いたら申込書を記入したり、レンタルのシューズを合わせたり、荷物を整理したり。
財布などは貴重品ロッカーへ。
想定外だったのがリュック&防水バッグもレンタルしてくれる事(デフォルトサービス!)。
タオルやティッシュ、携帯電話・カメラなど、意図せず濡らしたくないものは防水バッグに。
防水バッグはリュックにしまうので、そう頻繁に出し入れしません。
道中の写真を撮りたければ、専用の防水ケースを持参する事。
さらに水分(夏場は1リットル位、冬場は500mリットル位)もショップで調達して準備万端。
同じ時間帯にピナイサーラの滝ツアーに出発したのは恐らく12~3人。ガイドさん1人に3~4人がグループになってツアーはスタートしました。
2.カヌー編
ツアーのスタート地点はショップから車で10分~15分ほど行った路上から。
救命胴衣を着けて、カヌーの漕ぎ方のレクチャーを受けていよいよ出発。
木陰の中にのびる木製の遊歩道。ちょうどサガリバナの季節だったので、朝に落ちた花を見る事もできました。
サガリバナに穴ジャコなど、西表島の動植物の説明を色々してくれます。
5分ほど歩くと船着き場に到着。
ガイドさんが人数分のカヌーを川(ヒナイ川)に浮かべてくれます。
カヌーの乗り方は3ステップ。
1>>片足を入れる
2>>座る
3>>もう片方の足を入れる
決してカヌーの上に両足で立たないように。即効ずぶ濡れです。
2-1.出発
※パドルを落としたくなくて写真少な目です※
順番にカヌーに乗り込み、なんとなーくかたまりながら進んで行きます。
ちょうど干潮直後だったので干潟が大きく、大量のシオマネキが手を振っています。
テレビでしか見た事の無い生き物が大量にいる!大量に手を振っている!
参考画像:写真ACより引用 写真を撮る余裕がありませんでした
次なる干潟にいたのはハゼ。”ムツゴロウ”と言えばその姿形が想像できる人も多いと思います。
※ムツゴロウはハゼの一種です。
西表島ではトントンミーと呼ばれていて、ピョンピョン跳ねる眼って意味なんですって。
2-2.右折するとピナイサーラ
川幅がドンドン広くなり、河口近くで右折。
曲がってちょっと進むと目指すピナイサーラの滝がお目見え。
ちょうどこのポイントがガイドブック等に載るフォトスポット。
カヌーがたくさんいますが、夏はこの比じゃないとの事。
さてここで川に浮かぶ謎の物体を発見。
きゅうり一本を奈良漬けにして、タコさんウィンナーを先っちょに載せたような。
なんなんだこれは?
なんとマングローブの種でした。
参考画像:写真ACより引用 写真を撮る余裕がありませんでした
幸運にも見つけられたわけでは無く、あっちこっちに浮いていました。
再び川幅が狭くなったあたりでカヌーを降ります。
カヌーは大体50分位。ここからトレッキングがはじまります。
3.トレッキング編
※登るのに必死で写真少な目です※
3-1.ピナイサーラでGet Wild
船置き場に救命胴衣を置いてトレッキング開始。足元はぐっちゃぐちゃの泥。靴レンタルで良かった~。
っと、トレッキングのスタート時点はサキシマスオウノキの群生地。
ピナイサーラの滝上までのトレッキングは約40分。
あまり大袈裟に言うつもりは無いのですが、なかなかワイルドな登山道です。
道のりの半分が軽い岩登り。
ガイドさんの足元あたりの坂、道というか斜めの壁。
ここが特にひどい訳では無く、こんな所が何カ所もあります。
途中、ロープを使って登るスポットで、小学3年生位のお子さんがいるグループがギブアップ。
ピナイサーラの滝上ツアー、小さい子にはちょっと難易度が高いかもしれません、
岩エリアを30分ほど行くと、若干(あくまで若干)勾配が緩やかになります。
まだかまだかと思って最後に再び岩場。岩場を抜けると滝上に到着~!
3-2.滝上でランチタイム
ピナイサーラの滝上は、なんとも爽やかなせせらぎ。
薄暗くて湿っぽい森の中から出てきた所なので、涼やかさが最高に気持ちいいです。
岩肌が露出した場所にレジャーシートを敷いて、リュックを下ろします。
そして川が落ち込む、まさに滝になる場所へ。
柵も無い自然のままの滝、淵から2メートルは腹ばいになって。
滝つぼで遊んでいる人に声を掛けてみます。
「おーーーい!わたしゃここまで来たよーーー!」
こちらでまたグループごと写真を撮ってもらい、10分ほど自由な時間。
川の中を歩いたり、滝上からの景色を楽しんでいると漂ってくる出汁の香り。
お昼はガイドさん手作りの沖縄そばです。
ご飯を食べてちょっと休憩。しつこく写真を撮りまくります。
いい写真が撮れた♪
休憩時間もしっかりあって、滝上たっぷり楽しめました。
となれば、お次はさっき登ってきた道を戻り滝つぼへ向かいます。
帰りは必至過ぎてさらに写真が撮れませんでした。
私は5回滑って3回尻もちをつきました。
帰りの方が滑る。
ガンガン手をつく。
軍手持っていけば良かったかも。
4.滝つぼ編
カヌーを降りた所まで戻って、救命胴衣を着用。
山を降りきって自然と緊張の糸が切れますが、滝つぼへの道もなかなかに滑りますので要注意です。
大量のトントンミー地帯を抜けて、アカギの木の根で出来た階段を登り、そしてさらに岩場を歩く事20分、滝つぼに到着です。
水しぶきを含んだ風がひんやり気持ちいい!
滝つぼが最高に楽しいのも、滝の上まで行ったからなのかな。
お天気の良さもありますが、なんせ滝つぼが最高に気持ちいい&楽しかったです。
ミニピナイサーラで滝行も。これで少しは素直になれるかしら。
月桃(フローラルな生姜って感じ)で包んだお餅(ムーチー)をおやつにいただいて、本当の本当に帰路に着きます。
帰りのカヌーは水位も上がって、川の中にいる魚も増えたような。
行きと帰りで雰囲気が変わってそこも楽しかったです。
5.ツアー終了
帰路は来た道をそのまま戻って車を停めた路上まで戻ってきます。
靴を脱いで、ビーチサンダル(レンタル)に履き替えます。
真水を入れたペットボトルも用意されていて、サッと足元を流します。
車でショップまで戻って、荷物の整理。
石垣島へ戻る人はショップでシャワーを浴びますが、私は西表島泊かつ宿が近かったのでシャワーに入らず送迎してもらいました。
宿に着いたら16時位でした。
6.ピナイサーラの滝上、自力で行けるのか
6-1.ピナイサーラの滝上、自力で行けるみたい
滝上に向かう途中、岩場を登り切ったあたりで、陸路の場合はここら辺で合流するんですよ、とガイドさんが教えてくださいました。
このジャングルを陸路でとはにわかに信じられません。
帰ってきてから調べてみると、ツアーに参加せず陸路で滝上まで行っている方、本当にいました。
→ピナイサーラの滝を徒歩で行く尾根ルートトレッキング
↑の方は、民宿でトレッキングガイドを入手できたようで。
一方遭難しかけた人も簡単に見つかります。
→西表島で遭難…
日々多くの人が踏み固めた道ですら、私は悪路という印象を受けました。
また山の中では淀んだ水等が原因で罹患する特有の病気(レプトスピラ病)もあるそうで。
旅行でピナイサーラの滝へ行くなら、現地ツアーの利用を強くおすすめします。
1日コースでひとり1万円前後が相場です。
6-2.ピナイサーラツアー選びのポイント
今回私が利用したツアは、「西表島カヌーツアー風車」さん。
ネット予約ができる&料金が一般的という位だったんですが、行って帰ってきていいなと思った事はレンタル品が多かった点に尽きます。
沢登り用シューズ(これスゴイ!)以外、リュック、防水バッグ、サンダルは想定外でした。
私は利用しませんでしたが、ツアー終了後にシャワーを浴びられるのも観光客には◎ですよね。
ツアー代金を現地でクレジットカード決済ができるのもちょっとびっくりしました。
ツアー終了後には、デジカメで撮ってくれた写真もその場でもらえましたよ。
※iphoneのairdropを使いました。
ツアーを選ぶ際の参考にしてみてください。
7.おわりに
ひとたび自然の中に飛び込めば、電線も無い、車の音も無い、民家も無い。
見渡す限りのジャングル、西表島は完璧なネイチャーワールド。
沖縄は広しと言えどもここまでの圧倒的な自然は西表ならではだと思います。
西表島に行くなら、何かひとつアウトドアアクティビティに挑戦してみて欲しいです。
ピナイサーラの滝、おすすめです!
~沖縄のホテル予約なら~
【じゃらん】沖縄のホテル・宿の予約