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沖縄旅行で意識したいスマホカメラ写真撮影・補正の基本テクニック

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スマホ 撮影

一眼レフやミラーレスカメラに限らず、近年はスマートフォンでも簡単に綺麗な写真を撮れるようになりました。例えば、アップル社の上位機種(iPhone11以上)は、高画質な上に、優秀な手ぶれ補正やオートフォーカスが付いており、抜群のカメラ性能を誇ります。スマホカメラのヘビーユーザーである私としても「スマホカメラは、とうとうここまで来たか!?」という印象すら抱いています。

そんな進化めまぐるしいスマホカメラ。旅行の写真を撮影するツールとしても、オススメできるようになってきました。性能が高いため、少しの工夫を加えるだけで、誰でも素晴らしい写真を撮影することができますよ。今回はiPhoneを作例に、写真撮影&画像補正のコツをご紹介していきましょう。

1.広角撮影〜不規則さを意識し、雲を入れながら海を撮ろう!〜

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スマホカメラの一番の特徴といえば、広角の使い勝手です。特に近年のスマートフォンでは、一眼レフやミラーレスカメラでは実現できないような超広角を備えたものも多く出ています。

透き通った美しい海が雄大に広がる沖縄では、ぜひそんな広角を使いこなしたいもの。二つのポイントを意識しながら撮影すれば、単調にならない味のある風景が収められます。

まずは不規則さを意識するということ。画の中のライン(水平線・海岸線)が平行だとやや単調になってしまうため、敢えて平行をなラインを崩すことで、オリジナリティのある写真になります。

そしてもう一つは、雲を入れるということ。これによりアクセントが生まれ、絵画のような壮大な写真に仕上がります。沖縄の風景は、白と青のコントラストを際立たせると、特に美しいです。

2.HDR撮影〜明暗差が出るシーンでもくっきりと!〜

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昨今のスマホカメラは、撮影機能も本当に充実しています。その特筆すべき一つがHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影です。HDR撮影とは、明るさの異なる写真を同時に3枚撮影し、自動的に3枚の良い部分を選択して合成画像を作る撮影手法。

元々古くからスマートフォンに付けられてきた機能ですが、かつては設定を変えなければいけませんでした。しかし今ではシーンに合わせて、自動で機能する機種も多く、その画質も格段に向上しています。

特に日陰と日向、明暗が大きかったり、逆光を撮る時に有効です。光を中心とした、程よくアクセントのついた写真が撮れるため、撮るのは難しいかも!?というシーンこそ、ぜひ試してみてください。

特に雲が多い日や、日の出・日没に近い暗くなる時間に多用します。明暗差が大きすぎる場合、補正の限界を超えることもあるため、慣れも必要です。

3.瞬間撮影〜一瞬を逃さない!心奪われる波打際を撮ろう〜

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「手ぶれをしにくい」。これは旅行において、特に重宝される要素です。せっかく旅先で素晴らしい風景に出会っても、手ぶれをしてしまったら、残念な気持ちが残ってしまいますよね。スマホカメラなら、明るいレンズと強力な補正機能で、極力ブレる可能性を減らしてくれます。

またその一方、仮に一眼レフやミラーレスを使ったとしても、かなりブレやすいシチュエーションも、高い解像度で撮影をこなせる点もスマホカメラの魅力です。

例えば、波打ち際。
水しぶきが飛び、次々と表情を変えていく波を鮮明に捉えることが可能!連写モードを使って撮影すれば、刹那の美しさまで表現することができます。

最近のスマホカメラは2倍ズームほどまで画質が落ちないものも多いので、そういう機種の場合は、ズームで波の姿を切り取ってみるのもオススメです。

4.食べ物撮影1〜優秀なホワイトバランス調整が生きてくる!〜

スマホ 撮影 食べ物
外の風景から、室内のグルメまで対応しようと思うと、一眼レフやミラーレスでも慣れや詳細な設定が必要になります。しかしスマホカメラであれば、それが不要なだけでなく、むしろこうした本格的なカメラよりも、写りの良い写真が撮れることも!

室内では使われている照明の色調により、ホワイトバランス(白を白として写すための最適な色温度)を調整する必要があるのですが、最近のスマホカメラは自動的に、ナチュラルに調整してくれるのです。

「こんなに楽でよかったっけ?」と思うくらい、撮影が楽ちん!カメラユーザーの中には、サブ機としてiPhoneを使っている人もいるぐらい。私もその一人だったりします。

撮影のコツとしては、料理に寄りながら、一番はっきりさせたい場所にピントを合わせるだけ。周囲のものを入れず、画面いっぱいに料理を収めれば、美味しそうな写真が撮影できますよ。

5.食べ物撮影2〜ポートレート機能が優秀!スマホで背景ぼかし〜

スマホ 撮影 食べ物
最近のスマホカメラにおいて、大きな驚きを覚えているのは、高性能カメラに近い撮影ができるようになってきたということ。

従来、スマホカメラと一眼レフ・ミラーレスカメラとの大きな違いは、写真に表現できるボケ感でした。基本的にズームして使うことのないスマホカメラでは、手前の被写体にピントを合わせて、その背景をぼかす、といった撮影は不可能だったのです。

しかし、現在は、それができるポートレートモードが標準装備になりつつあり、撮影の幅を大きく広げてくれています。このモードを選択時、被写体からある程度離れて撮影すると、背景を綺麗にぼかすことが可能!

むしろこちらのモードで撮影する場合は、背景をうまく使いながら、構図を考えてみると良いでしょう。

6.Adobe Lightroomを使った、スマホ写真編集のコツ


これまでスマホカメラの撮り方や機能を5つほど紹介してきましたが、次に大事になってくるのは、撮影した後の補正テクニックです。シーンや表現に合わせて、適度に補正をかけていくことで、より写真のクオリティを上げることができます。

一見、画像補正と聞くと、難しく聞こえるかもしれませんが、ちょっとした点を押さえるだけで、写真の印象がガラリと変わりますよ。今回はスマホに無料でダウンロードできて機能性もバッチリな「Adobe Lightroom』を例に紹介します。

▼Adobe Lightroomスマホアプリのダウンロード▼

①くっきり高解像度にしたい場合→明瞭度やテクスチャをあげる

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まず一番よく使うのが、写真をよりくっきりさせたい時に使うテクスチャと明瞭度。効果のタブから調整できます。いくらスマホカメラが高画質になったとはいえ、やはり一眼レフやミラーレスカメラの画素数には及びません。

この二つを調整することで、より高精細にでき、本格的な写真に近づけられます。また少しピントが甘い時、ちょっとした補正にも有効です。

②彩度が欲しい場合→カラーからミキサーを選択。個別に色を調整する

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沖縄の風景で、やはり一番惹きつけられるのが美しい海の風景。彩度を変更することで、より鮮やかな写真へ補正することができますが、同時に全ての色の彩度が上がてしまい、不自然な写真になってしまうこともあります。

そんな時、カラーミキサーを選択すれば、色ごとに彩度を補正することが可能。色相や輝度もあるので、できるだけ自分の好きな味付けに仕上げられます。

③味付けをガラリと変えたい場合→プロファイルを使用

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一方で、プロファイルから味付けをガラリと変えることも可能です。プロファイルとは、諸々の補正が一つのパッケージになっており、選んだテーマに基づいて、写真が自動的に補正されます。

補正に慣れていない人は、このプロファイルを使うことで、手軽に自分好みの写真へ修正できますよ。また選んだテーマの中でも、中央のゲージを変更することで微調整も可能です。

④個性が欲しい場合→周辺減光補正を逆に使用してみる

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最後は少し応用?なのですが、効果タブの中にある「周辺光量補正」を使うのも有効です。

元々は使用する一眼レフで使用するレンズの関係で、どうしても写真の四隅にムラができるとき、それを補正する機能なのですが、敢えてこれを逆に利用することで、写真に個性を出すこともできます。

薄くなった四隅が、まるで窓枠のように、引き込まれる演出が可能です。一見単調かも!?という写真にこそ効果がありますよ。

誰でも写真を楽しめる!スマホカメラは最高の旅のお供

スマホ 撮影 加工
5年前には、カメラとして使うには少々厳しいスマートフォン。しかし、今では撮影機材としてオススメできるクオリティまで進化してきました。以前は数十万円の投資が必要だった写真の楽しみが、よりカジュアルに、気軽に享受できるようになったと言えるでしょう。

旅のお供として最適のスマホカメラ。ぜひ今回ご紹介させていただいたポイントを意識しながら使いこなしてみてはいかがでしょうか?

日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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