「せっかくの宮古島だから、宮古島っぽいものが食べたいな~」
そんな風に考えながら、某巨大グルメ口コミサイトを見ていたわけです。
そこで見つけた「田舎料理 蔵」。
「宮古島旅行中で一番美味しかった」なんて書いてあったら、俄然行きたくなってしまうのが人間の性ですよね。
さっそくお店に電話して席の予約。
合わせて写真を撮ったり・お話を伺いたいんです、と取材のお願いをすると、電話口の女将さんは少し困ったように「うちは別にそんな変わったもの無くて、普通の料理しかないけど大丈夫? 繁華街からも離れてるし、、、」と。
んー大丈夫かは分からない(笑)けど美味しければいい!
乗りかかった船だと夕飯時にお邪魔してきました。
<もくじ>
1.「田舎料理 蔵」に行ってきた
2.宮古島のお刺身は酢味噌で
3.トロッ!ジーマミー厚揚げ
4.無限島ラッキョウ&アーサ天ぷら&魚の煮つけ
5.アバサーのみそ汁
6.いちばんの名物は女将さん
1.「田舎料理 蔵」に行ってきた
「田舎料理 蔵(以下蔵)」は宮古島市の繁華街よりも2キロほど空港寄りの国道沿いにあります。周辺は畑と民家、飲食店を探していてフラッと見つけられるというお店ではありません。
駐車場はお店の裏手にまわって、お店の敷地の隣にひろーいスペース。
木の戸を開けると”the 食事処”といった味のある雰囲気の店内。
予約の時間よりも早く到着してしまいましたが、予約の名前を伝えると空いている座敷に通していただけました。
女将さんが電話で心配していたのは本心だったようで、私たちが席に着くと改めて「本当に普通のものしか出してないんだけど、、、」とやっぱり不安気。
メニューを見せていただくと、、、
確かに他の沖縄のお店でもよく見るラインナップです。
宮古島っぽいものが食べたいんですと相談すると、女将さんは、ちょっと悩んでから「宮古島の人は刺身を酢味噌で食べるよ。酢味噌で出そうか?」と言ってくれました。
色々お伺いしながら今回は3人で6品注文。
・お刺身盛り合わせ2人前
・魚の煮つけ
・アバサー汁
・島ラッキョウ
・ジーマミー厚揚げ
・アーサの天ぷら
2.宮古島のお刺身は酢味噌で
まずはオリオンでかんぱーい。ひとりはウーロン茶。
まだ少し早い時間だったこともあると思いますが、それほど混んでいなかったので料理が出てくるのがめちゃくちゃ早い。
すぐにお刺身が出てきました。予想に反して和えられていて、ゴーヤのスライスも入ってなんだかサラダのようにも見えます。
わさびが獲れない沖縄では、わさびの代わりにお酢をお刺身に合わせるんですね。
わさびのシャープな辛味もいいですが、お酢のまろやかな爽やかさも生魚に合うんですよ~!
前に名護でお刺身を酢醤油でいただいたことはあるのですが、酢味噌は初めてです。
実際に食べてみると味噌の甘さとコクが淡泊なお刺身によく合います。お酒のあてにぴったり!
これはうまいうまいとバクバク食べました。
※おそらく通常は切り身にお醤油スタイルだと思うので、酢味噌で食べてみたい方はお店で聞いてみてください。
3.トロッ!ジーマミー豆腐の厚揚げ
お次はジーマミー豆腐の厚揚げ。女将さんではない店員さんがこっそりオススメしてくれた料理です。
大きくカットされたジーマミー豆腐に、パリパリ・サクサクの衣、上からは甘ーいごまだれ。
ジーマミー豆腐は想像よりもあっさり味、熱々トロトロ。
甘いごまだれを含んだ衣と相性抜群!
4.無限島ラッキョウ&アーサ天ぷら&魚の煮つけ
たっぷりのかつお節と和えられた島ラッキョウ。
島ラッキョウの下処理がちゃんとしているので嫌な辛味も無く、かつお節の旨みもあいまってこれもバクバクいっちゃうやつ。
アーサの天ぷらは、宮古島名物かつおのなまぶしと一緒に。
ムチムチした食感。
魚の煮つけ。しっかり味が付いていました。
備え付けの葉っぱはなんの葉っぱだろうと話していると、女将さん登場。長命草だよと教えてくれました。
蔵では、料理に必ず1品宮古島で獲れたものを入れるようにしているそうです。
5.アバサー汁
メニューに汁物のラインナップが多い蔵。味噌汁、牛、アバサー、ミーバイ、てびち、ソーキ、イカスミに山羊にイラブーと全部で10種類もありました。
イカスミ、イラブーも気になりましたが、今回は女将さんおすすめのアバサー汁をいただくことに。
アバサーとは、沖縄ではりせんぼんの事。怒ると膨らんでトゲを出すあの魚です。
大きな器にたっぷり盛られて出てきたアバサー汁。3人で分け合っても十分な量。
ぶつ切りのアバサーの身もデカい!
汁を飲むと最後に独特な風味。フーチバー(よもぎ)です。
セロリやパクチーなどの香草が嫌いな同行者はちょっと苦手と言っていましたが、ちょっと癖になりそうな風味がふわっと最後に残りました。
うーん満腹、どれを食べてもはずれが無い!
6.いちばんの名物は女将さん
「料理のレシピが無いの。だから料理できる人が決まってるの。」
蔵の料理は、女将さんかその娘さんが調理を担当しています。いわゆる目分量のお料理、どれを頼んでもおいしい♪
お邪魔した日は、女将さんの他2人の女性定員さんがお店にいらっしゃいましたが、皆さん座敷にちょこっと顔を出してはその都度お料理の事を教えてくださいます。
はじめてなのに馴染みの店みたいな不思議な気分。
特別なサービスがあるわけではないけれど、美味しい宮古島の料理と女将さんたちのさりげない気遣いが最高のごちそうになりました。
店名 | 田舎料理 蔵 |
住所 | 沖縄県宮古島市平良字久貝654-6 |
電話番号 | 0980-73-4071 |
営業時間 | 11:00~14:00/18:00~23:00 |
アクセス | 市街地から車で約5分 |
ホテルのご予約はこちらからどうぞ
格安沖縄パッケージツアーしろくまツアー。飛行機・ホテル、レンタカー、アクティビティ一括予約!
シュノーケリングや観光バスなど現地体験・オプショナルツアーなら旅プラスワン
ライセンス取得、ファンダイブ、体験まで宮古島のダイビングならオーシャンズダイブツアー