Photo by Flicker:成田空港/seungwon Lee
LCCを利用して沖縄旅行をするとき、成田・羽田どちらの空港を利用すればよりリーズナブルかつ快適に旅を楽しめるのでしょうか。
それぞれどんなLCCが就航し、運賃はどのくらいなのか気になりますよね。
今回は成田・羽田に就航するLCCに関する情報をまとめてみました。
大手航空会社や他のLCCと比較することで、自分たちにぴったりの航空会社を見つけられるでしょう。
搭乗方法を読めば、初めてLCCを利用する人もスムーズにチェックインできるはずです。
<もくじ>
1. LCCを利用するならダンゼン成田空港!
2. 大手航空会社と比べるとどれだけ安い?
3. LCCを利用する前に知っておきたいオプションセット
4. LCCの搭乗方法は?
5. まとめ
1. LCCを利用するならダンゼン成田空港!
Photo by Flicker:成田空港/Yusuke Kawasaki
2017年12月現在、成田空港に就航している那覇空港行きのLCCはジェットスターとバニラエアの2社。対して、羽田空港に就航しているLCCはありません。
羽田空港を利用したいと考えていた人はがっかりするのかもしれませんが、LCCではなくとも、ANAやJALに比べてリーズナブルなスカイマークが就航しています。
絶対LCCを利用したいということであれば、便数が多い成田空港がおすすめ。
東京都内から、成田より羽田の方がアクセス良好ですが、LCC自体は成田に集中しているので、どちらにしようか迷ってしまいますね。
便数や料金の違いをまとめましたので、比べてみましょう!
成田空港→那覇空港
航空会社 1日の便数 おおよその所要時間
全日空(ANA) 1便 3時間00分
ジェットスター(LCC) 5便 2時間55分
バニラエア(LCC) 2便 3時間05分
羽田空港→那覇空港
航空会社 1日の便数 おおよその所要時間
日本航空(JAL) 14便 2時間40分
全日空(ANA) 13便 2時間40分
SKY MARK 6便 2時間45分
2. 大手航空会社と比べるとどれだけ安い?
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安い、安いと言われるLCCですが、成田・羽田発のLCCは大手航空会社と比べるとどれくらいお得なのでしょうか?調べてみました。
【ANAやJALを利用した場合】
大手航空会社だと、普通運賃は片道で35,000~40,000円と大変高額。往復割引もありますが、それでも片道30,000~35,000円程度はかかります。
しかし、大手航空会社には「旅割」「特割」などの早期割引運賃設定があります。予約時期によっても異なりますが、搭乗75~21日前の予約で、片道運賃を15,000~25,000円程度におさえられるのです。これはとってもお得ですね。
ただし旅割や特割を利用すると、取消手数料が割り増しされたり座席指定できなかったりすることがあるので気を付けましょう。
【ジェットスター航空を利用した場合】
Photo by Flicker: DSC_1948/Cheng-en Cheng
ジェットスター航空はほとんどの期間で、片道運賃6,000~12,000円を支払えば搭乗可能です。往路は金・土、復路は日曜日にあたると、高額になる傾向があります。お盆やGWなどの連休時はさらに高額で、片道が20,000~25,000円になることもあるでしょう。
それでも、大手航空会社と比較すると全然違いますね。
LCCの人気が高いのも納得です。座席が狭かったり、サービスが少なかったりとLCCならではのメリットはありますが、我慢できる人はLCCが俄然おすすめ!
【バニラエアを利用した場合】
Photo by Flicker: DSC_3864/Cheng-en Cheng
成田空港から1日2便のみ就航しているバニラエアですが、お値段はとってもリーズナブル。
プランによっても異なりますが、なんと成田-那覇間の片道運賃2,980円というプランもありました!これはちょっともう怖いくらいです・・・。
さすがにここまでリーズナブルな設定は少ないですが、大体片道5,000~10,000円程度で購入できる様子。
ジェットスター航空同様に往路は金・土、復路は日曜日に高額になる傾向があります。また、連休の間は片道20,000~25,000円程度です。
【スカイマークを利用した場合】
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羽田空港から就航しているスカイマークもチェックしておきましょう。羽田-那覇の普通片道運賃は25,000円と、LCCに比べると高額。
しかし「前割」や「いま得」を使えば、9,000円程度で購入することもできちゃいます。特に連休時に前割を使えば、通常25,000~30,000円の運賃が17,000円程度になり、LCCより安くなる可能性が高いです。
いずれにしてもLCCよりは少し高額ですが、大手航空会社に比べれば断然リーズナブルといえるでしょう。
3. LCCを利用する前に知っておきたいオプションセット
とにかく運賃が安いことで知られるLCCですが、持ち込み手荷物が厳しかったり、座席指定ができなかったりするデメリットを指摘されることも多いです。
しかし、ジェットスター航空にもバニラエアでもオプションを付ければ、サービスの幅も広がります。「もう少しお金は出すから、快適なサービスを受けたい」という人は参考にしてみましょう。
・ジェットスター航空
追加料金目安
(成田~那覇) 受託手荷物 機内持込
手荷物 フライト変更 座席指定
エコノミー 0円 ☓ 7kg ☓ ☓
フレックスBiz 2,000円 ☓ 10kg 〇 一部区画のみ可能
ちゃっかり 2,000円 10kg 7kg ☓ 一部区画のみ可能
しっかりMax 12,000円 30kg 7kg 〇 全シート可能
・バニラエア
追加料金目安
(成田~那覇) 受託手荷物 キャンセル
フライト変更 座席指定
ワクワクバニラ 0円 ☓ ☓ ☓ ☓
シンプルバニラ 3,000円 ☓ ☓ 〇 ☓
コミコミバニラ 5,000円 20kg 〇 〇 STDのみ可能
スカイマークはオプション設定がありません。どの運賃種別で予約をしても、受託手荷物は20㎏、機内持ち込み手荷物は10㎏まで無料と決まっています。
ただし、フライト変更やキャンセルは券種によってできないことがあるので、予約する際に確認しましょう。
4. LCCの搭乗方法は?
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LCCも基本的な搭乗手順は、大手航空会社と変わりません。
航空券の予約・発券
↓
空港到着
↓
チェックイン・預かり荷物の受付
↓
保安検査場にて手荷物検査(出発30分前まで)
↓
搭乗口集合(出発20分前まで)
↓
搭乗
ただし、若干航空会社によってスタイルが異なります。
例えば、ジェットスター航空の場合、チェックインは空港カウンターや自動チェックイン機だけではなく、スマートフォンやパソコンでWebチェックインできます。この際、オンラインチケットが発券されるので、預ける荷物がなければそのまま保安検査場に直行できます。
これはバニラエアも同様で、自宅で簡単にWebチェックインができます。ただし、ジェットスター航空は出発の1時間前までオンラインチェックインができますが、バニラエアの場合は2時間前までです。
2時間を切った場合は、空港カウンターまたは自動チェックイン機でチェックインをしましょう。
スカイマークにはWebチェックインがありません。羽田空港第1ターミナル2階北ウイングにある空港カウンターまたは、自動チェックイン機でチェックインをしてください。
ジェットスター航空とバニラエアの空港カウンターは、成田空港第3ターミナルの2階にあります。鉄道が到着する第2ターミナルビルから500mも離れているので、くれぐれも時間に余裕を持って行動しましょう。第2ターミナルからは無料のシャトルバスも運航しています。
5. まとめ
LCCを利用すると、旅費を大幅に節約できることがわかりました。
最初は戸惑うかもしれませんが、Webで簡単に予約できるので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
お盆や夏休みなどのハイシーズンも、LCCであれば比較的利用しやすいです。気楽に行けるようになることで、沖縄をぐっと身近に感じられるでしょう。