泡盛マイスター直伝!季節に適した泡盛カクテルを楽しむ♪

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公開日:2016/4/1

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泡盛カクテル

沖縄が誇るお酒といえば、泡盛です。主に、ロックまたは水割りで飲まれています。もちろん、これらの飲み方でも十分にその味を堪能できますが、近年新たな泡盛の楽しみ方“泡盛カクテル”に注目が集まっています。

そこで今回は、「泡盛を飲んだことがない」、「泡盛には苦手意識がある」という方へ、泡盛カクテルの魅力をお教えします。泡盛マイスターが在籍するバー・The BAR shiokawaへの取材の様子から、自宅でも作れる泡盛カクテルのレシピまで、余すことなくご紹介。この記事を読み終わる頃には、泡盛に対するイメージが変わっているかもしれません。

—目次—

1.泡盛カクテルはこうして誕生した
1-1.意外と知らない 泡盛の基礎知識
1-2.多くの人に泡盛を! 泡盛マイスター協会の活動
2.泡盛マイスターが語る“泡盛・泡盛カクテルに対する思い”
3.泡盛マイスターが作る 泡盛カクテルの味わい
4.簡単にできる! 泡盛カクテル「泡盛トニック」のレシピ
5.沖縄を訪れたら、泡盛カクテルは外せない

1.泡盛カクテルはこうして誕生した

泡盛カクテルの魅力をご紹介するにあたり、まずは泡盛の基礎知識や泡盛カクテルの誕生についてご説明します。

1-1.意外と知らない 泡盛の基礎知識

はじめに、皆さんは泡盛がどのようなお酒かご存じでしょうか。
泡盛オン・ザ・ロック泡盛は、国内最古の蒸留酒。焼酎の種類のひとつとしても知られています。そんな泡盛の特徴は、濃厚で独特な香りと、ふくよかさを持ち合わせた絶妙な味わいです。深みのある口当たりであることから、県内だけでなく県外でも高い人気を獲得しています。

1-2.多くの人に泡盛を! 泡盛マイスター協会の活動

しかし近年、若者のアルコール離れが原因で泡盛の出荷数が減少しています。加えて、あるメディアの調査では、沖縄の若者が好んでいるお酒の種類はビールや焼酎、カクテルであると発表されているのです。これらに共通している大きな要因は、若者が抱く泡盛に対するイメージ。「美味しくない」、「アルコール度数が強い」、「香りが苦手」などといったものがあげられます。

こうした現状を踏まえ、泡盛の普及に努めているのが「一般社団法人 泡盛マイスター協会」です。泡盛マイスター協会とは、泡盛のセレクトなど、泡盛における一定の能力を持つ人材の育成を行っている機関のこと。日本全国だけに留まらず、世界各国への泡盛の普及にも努めています。

主な活動は、イベントで泡盛カクテルをPRしたり、県内外で泡盛に関する講習会を行ったりというもの。これらの活動を通して、泡盛または泡盛カクテルの良さや魅力を多くの方々に伝えています。

2.泡盛マイスターが語る“泡盛・泡盛カクテルに対する思い”

沖縄の有名観光スポット・国際通りを擁する、那覇市久茂地。ここで泡盛カクテルを提供しているのがThe BAR shiokawaです。
泡盛マイスターインタビュー店内には落ち着いた雰囲気が漂い、それはまるで来る者を歓迎しているかのよう。カウンター席とテーブル席があり、お一人でも、友達同士またはカップルでも気軽に立ち寄れます。

そんなThe BAR shiokawaでバーテンダーを務めているのは、貞岡結子さんです。
泡盛マイスター貞岡さんは、泡盛の歴史や製造方法、医学的効果など、泡盛に関するあらゆる知識に精通した“泡盛マイスター”のひとり。2015年2月に開催された「第11回【総務大臣】杯全国泡盛カクテルコンテスト」にて、ショートカクテル部門・総務大臣最優秀賞を受賞。そして2016年2月に開催された「第十二回『総務大臣』杯琉球泡盛カクテルチャレンジアジアカップ2016」では、ロングカクテル部門にて総務大臣最優秀賞を受賞されています。

ショートとロング、両方のカクテルにおいて名誉ある賞を獲得した貞岡さんは、何をきっかけに泡盛マイスターを志したのか。また、泡盛・泡盛カクテルに対しどのような思いを抱いているのでしょうか。
泡盛マイスター―――泡盛マイスターを志したきっかけは?

20歳のときにバーテンダーになったのですが、そのときにはじめて泡盛を飲みました。その当時は若かったこともあって、とくに銘柄を意識することなく、周りの方と同じように味わっていました。ですが、バーテンダーとして経験を積んでいくなかで「アワモリカクテルコンペティション」という大会に出会い、その大会に出場するため試行錯誤しているときに、「美味しい飲み物とは何なのか」ということを考えるようになりました。泡盛の良さを引き出す組み合わせだったり、作り方だったりを製作工程から勉強したほうがいいなと思ったことが、泡盛マイスター取得のきっかけです。

―――The BAR shiokawaのコンセプトは?

コンセプトは、“季節のフルーツをふんだんに使ったカクテルの提供”です。あと、リラックスできる空間、居心地のよい空間、「また来たい」と思ってもらえるような空間をお客様に提供することにも注力しています。

―――The BAR shiokawaの泡盛カクテルの特徴は?

当店では、基本的にお客様の要望に沿ったカクテルをご提供しています。私がお客様に合わせてカスタマイズするイメージですね。泡盛カクテルにはお花やフルーツが添えられることが多いのですが、なかには飾りに恥ずかしさを感じるお客様もいますので、そういった場合はロックスタイルでご提供しています。
泡盛マイスター―――泡盛カクテルを提供する際に心がけていることは?

泡盛カクテルとはいえ、泡盛の味を感じることができなければ意味がないと考えています。そのため、泡盛の良さをしっかりと残しつつ、お客様にお口に合うようなカクテルにすることを心がけていますね。

―――バーテンダーをしていて感じる喜びは?

女性のお客様にカクテルをご提供したときに、「すごい!」、「かわいい!」などと仰ってもらえると、とても嬉しいですね。カクテルは味わいだけでなく、彩りなどの見た目も重要なので、そこを喜んでいただけるとこちらとしても非常に嬉しいです。

―――貞岡さんにとって“泡盛”とは?

泡盛は、“コミュニケーション”ですね。県内の方だけでなく、県外、世界の方々とのコミュニケーションツールだと思っています。泡盛マイスターこのように語る貞岡さんは終始笑顔。インタビューを通して「泡盛・泡盛カクテルをもっと多くの人に楽しんでほしい」という想いをとても強く感じました。

なお、貞岡さんによると「バーは格式の高いイメージがありますが、実際はそのようなことはなく、どなたでも気軽にご来店いただければと思っています」とのこと。また、The BAR shiokawaのオーナー・塩川さんは「多くの人と他愛のない会話がしたい」と仰っていました。沖縄に訪れた際は、ぜひお立ち寄りください。

The BAR shiokawa
■住所:沖縄県那覇市久茂地3-15-15第2やまびこビル2F
■電話:(098)869-6201
■営業:20:00~3:00

3.泡盛マイスターが作る 泡盛カクテルの味わい

ここで、貞岡さんに“夏”をイメージしたレシピの泡盛カクテルを3種類お作りいただきました。ちなみにライターは泡盛カクテル初心者。「一体どんな味がするんだろう」と、非常に興味津々でした。

・レキオ
まずご提供いただいたのは、「第十二回『総務大臣』杯琉球泡盛カクテルチャレンジアジアカップ2016」のロングカクテル部門にて、総務大臣最優秀賞を受賞されたカクテルです。
レキオ名は「レキオ」といい、“守礼の色でもてなす琉球人”をイメージしてお作りになったとのこと。材料には、泡盛とジャスミンリキュール、ストロベリーリキュール、アセロラジュースが使用されています。グラスに添えられたお花とフルーツが何ともおしゃれ。思わず「かわいい」と、声が漏れてしまいました。

グラスを手に取り顔を近づけるとオレンジの香りに包まれ、カクテルを口にすると口いっぱいにフルーティーな味わいが広がります。それはまるで、南国にいるかのようなトロピカル感。美味しさのあまり、笑みが溢れてしまいました。
泡盛カクテルテイスティングもちろん、フルーツの旨みと一緒に泡盛ならではの風味も感じられます。2つのリキュールと泡盛がマッチしているため、泡盛を重く感じることなくスッキリ爽やかに味わうことができます。なお、レキオのアルコール度数は15度前後。とはいえ、それを全く感じさせない飲みやすいカクテルです。

・てぃーだ
次にご提供いただいたのは、貞岡さんが即興でお作りになったマンゴーのフローズンカクテル。フローズンマンゴーに泡盛を加え、最後にザクロをトッピングした一品です。
てぃーだお話によると、このカクテルには名がないとのこと。「この機会に名前を付けてみませんか?」とのお言葉をいただいたので、ライター自ら名付けさせていただきました。頭をフル回転し考案した名は、「てぃーだ」。既存メニューに「ティーダ」というカクテルがあるとのことなので、フローズンカクテルはひらがなの「てぃーだ」となりました。
泡盛カクテルテイスティングマンゴーがふんだんに使用されているてぃーだは、まさに夏にピッタリのカクテルです。一口飲めば、マンゴーと泡盛が織りなす絶妙なハーモニーの虜になること間違いなし。ライターは取材中であることを忘れ、その味を夢中になって楽しんでいました。また、てぃーだはマンゴーの味が強いため、泡盛が苦手な方でも気軽に味わえるカクテルになっています。デザート感覚で楽しめるフローズンカクテル、ぜひご賞味ください。

・黄金の花
最後にご提供いただいたのは、The BAR shiokawaで人気のショートカクテル「黄金(こがね)の花」です。
黄金の花きれいな色味が特徴的なこのカクテルには、泡盛とマンゴーリキュール、レモンジュース、オレンジジュースが使用されています。泡盛とフルーツリキュールの相性は抜群。夏の季節にマッチした爽やかさが喉を通ります。とても飲みやすく、何度もおかわりしたくなるような美味しさです。泡盛の味をそこまで強く感じないため、とくに女性におすすめのカクテルといえます。
泡盛マイスターインタビュー今回の取材では、以上3つの種類をご提供いただきました。どれも泡盛の良さを引き立てつつ、新たな味わいを演出している素晴らしいカクテルでした。これなら、泡盛初心者の方、そして泡盛があまり得意ではない方でも、気軽に楽しめるのではないでしょうか。

4.簡単にできる! 泡盛カクテル「泡盛トニック」のレシピ

そして今回、貞岡さんに自宅でも作れる泡盛カクテルのレシピを教えていただきました。実践形式だったので、ライターはバーカウンターの中へ移動。滅多にできない体験にドキドキしている反面、嬉しさでいっぱいでした。

貞岡さんがご紹介してくださったのは、「泡盛トニック」という名の泡盛カクテルです。これは、定番カクテルのひとつ「ジントニック」のジンを泡盛に替えた一品。以下にて、レシピをご説明します。

【材料】
泡盛、トニックウォーター、ライムまたはシークヮーサー(今回はライムを使用しています)

【レシピ】
1.まず、グラスに大きめの氷を入れます。
泡盛カクテル作成2.4等分にカットしたライムを、実の部分を下にして、グラスの縁を一周するようにスーッと当てていきます。
泡盛カクテル作成3.ライムの搾り汁をグラスのなかに注いでいきます。このとき、搾った後のライムは、捨てずにグラスの中に入れましょう。
泡盛カクテル作成4.泡盛をグラスに注ぎます。目安は、グラスの下から指3本分程度です。泡盛カクテル作成5.トニックウォーターを注ぎます。このとき、氷に当たらないように注ぐのがポイントです。
泡盛カクテル作成6.最後にマドラーを入れ、下から氷をクイッと優しく持ち上げます。
泡盛カクテル作成7.完成。
泡盛カクテル完成完成後、自分で作った泡盛カクテルを飲んでみました。感想を一言で表すなら、「心地よい爽快感」。スッキリとした味わいで、まさに夏の暑い季節に飲みたくなるような一品です。ライム特有の酸味が程よく効いて、とても美味しかったです。

このように、泡盛トニックのレシピはとても簡単。シェーカーなどは必要なく、自宅にあるものだけで気軽に作ることができます。自宅で泡盛を飲む際は、ぜひこのレシピを試してみてはいかがでしょうか。

5.沖縄を訪れたら、泡盛カクテルは外せない

今や泡盛カクテルは、泡盛の楽しみ方の定番です。ロックや水割りもよいですが、これらにはない良さが泡盛カクテルにはあります。沖縄を訪れた際は、ぜひThe BAR shiokawaにて泡盛カクテルをご堪能ください。泡盛の新たな魅力が発見できるはずです。

最後に、貞岡さんから皆さんへメッセージです。
泡盛マイスター「今は一昔前と比べて、より気軽に沖縄に来られるようになったと思うんです。『あ、そうだ沖縄行こう!』って感じで来ていただいて、そこでいろんな泡盛を試していただければと思っています。その季節にしか採れないフルーツもありますので、それと泡盛とが合わさったカクテルをぜひ味わってほしいです。」

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