超ローカルな雰囲気漂う「マイハウス」はステーキとタコスが美味い老舗食堂

マイハウスは地元民や軍人に支持される宜野湾市にある老舗食堂。外観からは想像もつかないユニークな店内が注目ポイント。

アメリカンな雰囲気が強いのに、なぜか沖縄らしさも感じてしまう。何とも形容しがたい古き良き沖縄臭がプンプン漂う店舗となっています。

メニューは全て「アメリカン」な構成で、アメリカの食文化に影響を受けた沖縄らしいラインナップです。この記事では、そんなディープなマイハウスの店舗、メニュー、看板料理についてお届けします！

※本文・画像は取材時のもので、メニューや価格が変更になっている可能性があります。

＜もくじ＞
1.マイハウスはこんなお店
2.マイハウスのメニュー
3.マイハウスといえばステーキ
4.マイハウス基本情報

もくじをすべて表示

1.マイハウスはこんなお店

マイハウスがあるのはアメリカ軍基地「普天間基地」のすぐ近く。沖縄県民でも中々立ち寄らない立地性のためか、知る人ぞ知る通なスポットとなっています。外観だけ見てみると「ここ本当に入って大丈夫？」と心配してしまう佇まい。

そんな不安を抱えつつ勇気を出してドアを開くと、素朴な外観からは全く想像出来ない個性的な店内！すごいギャップです。
アメリカンな雰囲気なのに、なぜかローカルな空気も漂う不思議な光景が広がります。

まるでアメリカのハンバーガー屋さんを彷彿とさせる「白と黒の市松模様」の床が、マイハウスのアメリカンな空気感を底上げしています。

ウッドテーブルに座ってみると、机一面の落書きならぬ落彫りが目に入ります。よーく見ると「DAVIS」や「Will」などアルファベットが多く、おそらく外国人のお客様のイタズラでしょうか。落彫りさえも、お店の”味”のような気がしてきます。

壁で存在感を主張するのは、アメリカン・レトロな日焼けしたコカ・コーラのポスターです。いたるところに掲示された色褪せたポスターに、積み重ねてきた店舗の歴史を感じてしまいます。

ただ、マイハウスの魅力はディープさや、店内の雰囲気だけではありません。約40年もの間に渡り店を切り盛りしてきた明るいママさんも大きな存在。

アメリカ本国から普天間基地にやってくる軍人さんがホームシックになったとき「自分の家のように寂しさを少しでも紛らわせてほしい」とマイハウスと名付けたとのこと。

普天間基地の目の前にあるため、当初は外国人のお客様ばかりだったようです。それが、時代の流れもあって現在は日本人のお客様も多くなってきているとのことでした。

2.マイハウスのメニュー

マイハウスのメニューは店内の雰囲気と同じくアメリカンな構成。全体的にガッツリ飯な印象です。特にステーキとタコスが良くオーダーされるそう。ステーキは200gで1,000円、倍の400gで1,600円。タコスは750円（2021年時点）。
※2024年1月追記　取材後価格改定され数百円程度値上がりしているようです。

ちなみに、外国人のお客様1番人気は意外にもテリヤキチキンとのこと。

料理を注文すると、スープがついてくるのも嬉しいポイント。しかも、おかわり自由・・・！それにも関わらず値段もリーズナブルで、お財布に優しい価格帯になっています。

マイハウスはセルフスタイルになっているため、料理の注文はレジで行う前払い制。注文が終わると番号が手書きされた付箋紙が手渡されます。
世の中なんやかんやとデジタル化していく中、アナログを貫く”変わらなさ”。「あぁ、これぞ街の食堂だな」と謎の安心感を覚えてしまいます（笑）

料理が出来上がったら付箋紙に書かれた番号が呼ばれるので、自分で取りに行きましょう。

3.マイハウスといえばステーキ

マイハウスといえば「ステーキ！」ということで、200gのステーキを注文することに。ジューという音と共にアツアツの鉄板で提供されるステーキにワクワクが止まりません。

備え付けのフライドポテトと、彩りを加えてくれるカラフルな野菜に、昔ながらのTHE沖縄スタイルなステーキの雰囲気を感じてしまいます。ごはんとサラダもセットでボリュームも文句なし。

定番のソースもいいですが、「マイハウス特製ソース」でいただくのがオススメ！ほどよい酸味と甘さが絶妙なバランスで、ついパクパクと食べ進んでしまいます。

食べきる頃には、もうお腹いっぱい。満足すぎるぐらいのボリューム感なので、お腹を空かせて足を運ぶのがベストです（笑）