沖縄の繁華街・国際通りから一本入ったところにある「やちむん通り」は、那覇市街にある焼き物の街として人気の観光スポットです。その一角に軒を連ねている「うちなー茶屋ぶくぶく」は、やちむん通りで一息つける憩いのお店。
ぶくぶく茶のほか沖縄らしいスイーツも充実。今回は某お昼の番組でも紹介された「沖縄ぜんざい」をはじめとして、隠れた人気メニューのお芋パフェも併せてご紹介したいと思います。
1.牧志駅発、桜坂経由やちむん通り
2.ギャラリーも併設！沖縄らしい外観のカフェ
3.テレビでも紹介された「沖縄ぜんざい」
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1.牧志駅発、桜坂経由やちむん通り
「やちむん通り」までは、ゆいレール・牧志駅から徒歩約10分弱。現在、牧志周辺の表の顔は国際通りになっていますが、太平洋戦争後は牧志駅からやちむん通りの間に広がる桜坂エリアは大歓楽街でした。
牧志駅からやちむん通りまで路地を駆使して最短経路をたどれば、夜の社交場として栄えた街並みを目にする事ができます。年季の入った家屋やパンチの効いた昔ながらの看板が当時の様子を偲ばせます。なんだか冒険しているような昼間でも静かな裏通りを抜けていきます。
まもなくすると焼き物の欠片が埋められた道路に。やちむん通りはすぐそこです。
「うちなー茶屋ぶくぶく」が軒を連ねているのは、陶器専門店・ヤッチとムーンの向かい側。近くには窯元やセレクトショップが並んでいます。
2.ギャラリーも併設！沖縄らしい外観のカフェ
お店の外観は、いかにも沖縄らしい雰囲気です。赤い屋根の上にはシーサーが乗っており、入り口にはたくさんの大きな焼き物が置かれています。窓が多く開放的な印象のお店です。
お店に入ると、まずはやちむん（沖縄の焼き物）のギャラリーが並びます。伝統的な”やちむんらしい温かみ”が感じられる器は、どれも目を引きます。
注文している間や、後にお買い物ができるのも嬉しいポイント。
3.テレビでも紹介された「沖縄ぜんざい」
綿菓子のような泡が目を引くぶくぶく茶は、玄米ベースのお茶の上に、煎り米を煮出したお湯を大きな茶筅でたてた泡をのせたもの。
見た目こそ珍しいですが、ひと口に含めばお米の香ばしさにホッと心和みます。
ぶくぶく茶以外のスイーツも美味しいんです。冬でも温暖な沖縄。冷たいスイーツを一年中味わえるのも、沖縄ならではと言えるのではないでしょうか。「うちなー茶屋ぶくぶく」のスイーツの看板メニューが、こちらの「沖縄ぜんざい」です。
沖縄ではぜんざいはかき氷のこと。黒糖か抹茶の2種類と、練乳の有無を選ぶことができます。おすすめは「黒糖練乳ぜんざい」です。
器の4倍ほど盛られているかき氷に、黒糖シロップと練乳が優しくかけられています。器とマッチする色合いも良いですね。
スプーンですくわなくても、スーッと入っていく軽い氷。口に入れると同時に、ふわふわな氷が溶けて、黒糖の香ばしい甘さと、練乳のまろやかな甘さが合わさって、口の中に馴染んでいきます。
量が多くてもどんどん食べられる美味しさで、スプーンも適度な大きさなので、頭がキーンとなることもありません。
食べ進めると、ぜんざいの下にはふっくらと炊き上げられた金時豆と白玉が隠れています。後を引く素朴な甘さが特徴です。
ぜんざいに加えて、もうひとつオススメしたいのが「お芋パフェ」。紅芋アイスに加えて、紅芋の餡が添えられており、お芋の濃厚な甘さを存分に味わえる隠れた人気メニューです。
ちんすこうやきな粉餅、いちごなど個性豊かなトッピングとの相性の良さも楽しめますよ。
数種類の中から選べる、やちむんでいただくコーヒーとセットで注文してみてはいかがでしょうか。甘いお芋に、コクと少し酸味のあるコーヒーが染み渡ります。
ゆいレールでもアクセスしやすい、やちむん通りとうちなー茶屋ぶくぶく。ぜひ那覇を満喫する1日の観光プランの中に組み入れてみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋１丁目22-35
- TEL
- 098-943-4811
- 営業時間
- 11：00～18：00（L.O.17:30） 火曜定休
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
