県庁前の歩道からロコアナハを臨む
首里城のお膝もと那覇は、沖縄県内きっての大都市であるとともに、他都道府県から沖縄へのアクセス拠点となる空港にも近く、なにかと足を運ぶ機会が多い場所。
観光目的で沖縄を訪れ那覇に宿泊する場合、飲食店などの商業施設が多く、交通の便がいい“国際通りに近い”ホテルを希望される方が多いのではないでしょうか。
旅行中は大きな荷物もあるし、特に徒歩移動が多い市街地であれば、立地を重要視するのも当然ですよね。
ここ何年も身分証明書としてしか運転免許証を使っていないド級ペーパードライバーの私も、ホテルを選ぶ際はもちろん立地重視派。
今回那覇に宿泊する機会があったので、吟味に吟味を重ね、国際通りにもゆいレール県庁前駅にも近い「ホテルロコアナハ」に宿泊させてもらいました。実際のホテルの様子や過ごし方をリアルにレポートいたします♪
<もくじ>
1.立地最高「ホテルロコアナハ」アクセス情報
2.宿泊体験 ― 最もスタンダードな部屋をお願いします―
2-1. シングルルームに宿泊
2-2. その他の客室も見せてもらいました
3.うわさの朝食バイキング
3-1.ロコアナハの朝食を実食!
3-2.朝食だけじゃない!昼と夜はメニューが様変わり
4.かゆい所に手が届くホテル内設備
5.ホテル周辺施設
6.宿泊するのにベストな予約方法は?
さいごに
1.立地最高「ホテルロコアナハ」アクセス情報
まずは、今回那覇に宿泊するにあたってホテル選びの決定打ともなったロコアナハの立地について。
簡単に言うと、国際通りの県庁側入り口すぐ。
最寄りとなるゆいレール県庁前駅「出入口1」には、上り下りともにエスカレーターがあるので、本当にありがたや~。
駅とホテルのある区画は斜め向かいになりますが、スクランブル交差点になっているので、1回信号をななめに横断すればもうホテル。
ホテルの入り口は、国際通り沿いに1つ、県庁前通り沿いに2つ入り口があります。
スクランブル交差点に近い2つの入り口からは、回転寿司や居酒屋、コンビニがある商業施設ゾーン(RexaRYUBO)を通過して、エスカレーターまたはエレベーターでホテルロビーに向かうようになります。
ちなみにホテルの駐車場もあり、宿泊のお客様は1泊¥1,000。先着順で予約は不可。満車の場合は提携駐車場へのご案内になるそうです(同料金)。
2.宿泊体験 ― 一番スタンダードな部屋をお願いします ―
宿泊の部屋タイプはもっとも客室数の多い、一番スタンダードなお部屋をお願いしました。
ロコアナハのチェックイン時間は14:00、チェックアウトは11:00
※宿泊プランによって異なる場合もあります。
朝食をしっかり堪能したかったのでチェックアウト11:00はうれしいなぁ!
2-1. シングルルームに宿泊
宿泊者専用のエレベーターは、ルームキーが無いと階数ボタンが押せないセキュリティー機能がついています。
お部屋はやや広め!18.6㎡だそうです。
18.6㎡と言われても良く分からないですよね。
感覚は人それぞれだと思いますが、わたし個人的にはベッド以外に荷物を広げられるスペースがある、もしくはカウンターテーブルとは別に机・椅子のセットが置いてあると広いな~と感じます。
東京など大都市にあるビジネスホテルチェーンのシングルルームが大体10~13平米なので、そりゃ広く感じるはずです。
冷蔵庫はからっぽ。湯沸かし機能のあるポットとアイスペール、コップ類は棚の中に。
さんぴん茶の試供品がありました。
Wi-fiももちろん完備。IDとパスワードはお部屋のテレビとベッド横のナイトテーブルの上でご確認を。カウンターテーブルの引き出しの中にはLANケーブルもあります。
お化粧等で使う鏡は小さめの卓上タイプ。
最初は正直小さいなぁと思いましたが、三面鏡になっていて持ち運びも出来るし、使ってみたら便利でした。
加湿機能付空気清浄機は全客室完備。
消臭スプレーもありました。旅行中は洋服を着まわして荷物を少なくしたいたちなので、消臭スプレーはうれしい!
あと、もうひとつ個人的に重要視しているのが枕元に電源があるか。
出来れば携帯電話は手の届く所で充電したくないですか?
枕元に電源無いホテルって結構多いんですが、ロコアナハはナイトテーブルに電源がありました♪
バス・トイレはユニットバス。ユニットバスも気持ち広い感じがしました。
清潔だし、過不足なくOK。
ボディーソープ・シャンプー類は資生堂。シャンプーはノンシリコンシャンプー、においは爽やかなお花な感じ。キシキシする事も無く、満足のいく洗い上がりでした。
最近ホテルの浴室アメニティーの質がどんどんよくなっていて嬉しい限り。
さて、意表を突かれたのが、室内着のパジャマ。
ワッフル地で肌触りがとても優しく、そのうえ上下分かれているので、寝ている間にはだけるという事がありません。これは一度試してほしい!
ベッドは横幅140センチのセミダブル。普段いたって普通のシングルベッド(大体横幅100センチ)なので、のびのび!
朝早くから動き回って疲れていたのか、気づいたら寝落ちしていました。
2-2. その他の客室も見せてもらいました
今回宿泊したシングルルームの他に、ベッド幅が140センチ⇒160センチのダブルルーム、シングルサイズのベッド(横幅110センチ)が2台設置されたエコノミーツインは、すべて同じ平米数(18.6㎡)。
エコノミーツインになると、ベッドが2台置かれている分、広めといった印象は無くなります。リゾートホテルなどに比べたら狭いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
まぁ仕方無いですね。
ただ、ベッドの間に置かれているナイトテーブルを動かして、ベッドとベッドをくっつけて配置する事ができるとの事!お部屋もベッドも広く使えます♪
カップルや小さなお子様のいるファミリーはきっと嬉しいはず。
※ベッドをくっつけて配置(ハリウッドツインスタイル)しておいてほしい場合は事前にホテルに連絡を。
客室数は少なくなりますが、スーペリアツイン・デラックスツイン以上の客室は、客室が広いことはもちろん、バス・トイレがセパレートになります。
浴室も浴槽と洗い場が完全に分かれるので、グループの利用やゆったり過ごしたい場合にはおすすめです。
3.うわさの朝食バイキング
旅行クチコミサイトトリップアドバイザーの人気コンテンツ「朝食のおいしいホテル」で毎年上位入賞しているロコアナハ。実際のところはいかばかり?
3-1.ロコアナハの朝食を実食!
朝食会場となるレストラン「アレッタ」は、ホテル2階にあります。
6:30から10:00までの営業です。
入り口で「この席使ってますよー」の札をもらって席を確保。
食事が終わったらこの札は入り口に置かれている回収ボックスに返却します。
前評判が良すぎて想像が膨らみすぎたせいだと思いますが、個人的な第一印象は思ったより「こじんまり」です。
さて、とにもかくにもさっそくご飯を取りに!
沖縄料理の定番ちゃんぷるーに人参しりしり、ぐるくん天ぷら。
沖縄そばにカレー、お粥。ポークランチョンミートや島豆腐、もずく。
サラダバーの場所が大きくとられていて、海藻やドレッシングの色合いが鮮やかです。
料理の数約50種以上!
こじんまり~と思ったものの、ちゃんと見てまわってみると料理の品数が多い事に気づきます。
ドレッシングは4種類、ヨーグルトのトッピングは8種類、果物は5種類(マンゴーがあってるんるん♪)と、何をとってもレパートリーが多い!
どの料理を取って、何と組み合わせるか、迷いつつも楽しくお皿に盛りつけていきます。
最終的にはこんな感じの朝食を。
スクランブルエッグから時計回りに紫いものサラダ・ミミガー・海藻サラダ・イカ墨焼きそば・ふーちゃんぷるー・にんじんしりしり・ラフテー・ポークランチョンミート。
白ごはんの上にはアグー豚の塩麹焼きをのっけてうちなー丼ぶりに、お椀の沖縄そばとゆし豆腐。
黒光りしているイカ墨焼きそばですが、癖も無くおいしい♪
この後に、パイナップル・マンゴー・黒糖豆乳で〆。
ロコアナハの朝食会場はオープンキッチンになっているのですが、ホールスタッフが逐一料理の減り具合を伝えてタイムリーに料理を追加している様子に好感をもちました。
肉・肉ってわけでもない妙齢の筆者(汗)ですが、アグー豚の塩麹焼きがおいしかったです。
久々にがっつり朝食、これも旅の醍醐味です!
3-2.朝食だけじゃない昼と夜はメニューが様変わり
朝食が有名なロコアナハですが、じつはランチ・ディナーもバイキングが楽しめます。
沖縄料理がメインの朝食とうって変わって、ランチは毎月15日から一か月単位で替わるテーマ(国)に即したお料理が並びます。
お伺いした日はベストセレクションという事で、ブイヤベースやグリーンカレー、パエリアにチャプチェなど世界各国の料理が並んでいました。
料理テーマが月替わりの他、毎週木曜日にはランチ限定でデザートが1.5倍のラインナップになるデザートDayやスポット的に開催されるプチフェアなどイベントも多い!
ディナータイムは沖縄料理も和洋折衷の料理もまるっと楽しめるそうです。
バイキングもこれだけ料理の内容が変わるなら、1日3食ホテルで食べてもいけちゃいそうです。
ちなみに宿泊のお客様は、¥800(税別)でバイキングの料理をお弁当に詰めてお部屋で食べる事ができる、おつまみセットを利用できます(ランチ・ディナータイム限定)。
バイキングなら食べたい物・量も自分で調整できるし、部屋でリラックスしながら食べられるので、「外でご飯食べるのめんどくさい・・・」なんて時は利用してみたいですね!
【基本情報】
名称:アレッタ
場所:ホテルロコアナハ2F
TEL: 098-867-0100
営業時間:モーニング6:30~10:00(最終入場9:30)
ランチ 11:30~15:00(最終入場14:00)
ディナー 18:00~22:00(最終入場21:00)
URL:http://www.rocore.jp/aletta/
※ホテル宿泊者以外も利用可能です。
4.かゆい所に手が届くホテル内設備・サービス
おつまみセットも然りですが、ロコアナハにはその他設備・サービスも整っています。
一番印象に残っているのは、ホテルロビーと喫煙スペース。
ホテルロビーは2階分吹き抜けになっていて、木のあたたかさと大きく色鮮やかなガラス窓が落ち着きとモダンさを醸し出しています。
こんな街中のホテルなのに、リゾートホテルのようなのんびりした雰囲気です。
また、ロコアナハには、ホテル2階にはしっかりとした喫煙スペースが設けられていました。
禁煙が主流になりつつある昨今、ホテルでも禁煙ゾーンがかなり広がっています。ロコアナハでも約80%の客室が禁煙ルームで禁煙化の流れを汲んでいます。(フロアごと禁煙・喫煙に分かれています。)
ただここでしっかりとした喫煙スペースを設ける事でしっかり分煙が出来るというものですよね。
またホテル3階にある自動販売機&コインランドリーゾーンも印象深いです。
リゾートホテルならよく見かけますが、市街地のホテルに洗濯乾燥機はちょっと珍しい。
那覇泊でもナガンヌ島などの日帰り海水浴やシュノーケリング・ダイビング、お仕事での長期滞在など、じつは結構使われているとの事です。
自動販売機も「沖縄限定」コーナーがあったり、おもしろかったです。
※ただし料金はちょっとお高め
その他にも、ベビーベッド、ベッドガード、ベビーカー、車いす、ズボンプレッサー、そばがら枕・低反発枕、卓上スタンド、ビニール傘などの無料貸し出し備品も充実。
※数量限定
観光からビジネス、街遊びからアウトドア、大人から子どもまで、ロコアナハは手広く那覇滞在をサポートしてくれます。
5.ホテル周辺条件
前述の通り、ホテル自体が国際通りに面していて、ゆいレール県庁前駅も徒歩3分。バス停はホテル目の前。
県庁前駅はリウボウ(デパート)もあるので、下着が足りない・服が汚れたなんていう不測の事態も問題無し!
ホテルと同じ建物内にある商業施設ゾーン(RexaRYUBO)には、コンビニエンスストア・回転寿司・和食居酒屋2軒、バイキングレストラン(朝食会場)があります。
6.予約方法
ロコアナハの宿泊予約は、電話かネットになります。
ロコアナハの公式HPと各種宿泊予約サイト比較してみましたが、一番のおすすめは公式HP。
一番お値打ちなプランが公式HPだけに掲載されていました。
てっとりばやく予約するには電話でどうぞ。
予約専用電話番号:098-894-9312(9:00-18:00 日祝除く)
ネット予約の場合、スマホはページ上部の虫眼鏡、PCは空室検索がトップページにありました。
公式HPからの予約では会員機能があり、ID(登録メールアドレス)とパスワードさえあれば次回予約時の入力が省けます。
会員登録をしなくても予約は可能です。
また清算方法は事前カード決済か当日ホテルでの清算を選択可能。
ポイントシステムや会員プランは特別見当たりませんでした。
公式HPの次は楽天トラベルかじゃらんネット、BOOKING.COM。ある特定日で最安値を調べてみた所、この3サイトの掲載料金は同じで、公式HPに次いで安かったです。
なんらかの理由で公式HP以外から予約される場合は、宿泊日の料金とポイントサービスなど加味して予約サイト決めればいいですね。
ホテルのご予約はこちらからどうぞ
まとめ
いかがでしょう、ロコアナハに泊まりたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
那覇のホテル選びに迷っていらっしゃるなら、ぜひ一度宿泊していただきたいホテルでした。
ホテル ロコアナハ 基本情報
住所:沖縄県那覇市松尾 1-1-2
TEL:098-868-6578 FAX:098-868-6521
総客室数:222
チェックイン 14:00
チェックアウト 11:00
URL: http://www.rocore.jp/