沖縄本島から約100km離れた久米島には、飛行機でアクセスすると便利です。那覇空港からは1時間もかからずアクセスできるので、滞在中に本島と久米島の両方を楽しみたい人もコースを組みやすいですよ。
一方、久米島港にはフェリーが就航しているのですが、料金や所要時間はどれくらい違うのかを知っておくと、プランも組み立てやすくなります。
今回は久米島空港の概要から、飛行機での久米島アクセス、また飛行機とフェリーの比較をして、久米島までのアクセス徹底解剖します。
1.久米島までのアクセス概要
1-1.久米島空港概要
2.久米島空港へのアクセス
2-1.本州からの直行便は?
2-2.那覇空港からのアクセス
3.飛行機とフェリー、どっちの方がいい?
4.まとめ
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1.久米島までのアクセス概要
結論から言ってしまうと、久米島だけに滞在するなら飛行機、沖縄本島滞在のなか日に久米島に行くなら飛行機・フェリー検討の余地あり、です。
1-1.久米島空港概要
久米島へのアクセスは飛行機かフェリーの2択。沖縄県外から久米島に行く場合、主力はやっぱり飛行機。久米島西部に島唯一の空港があります。
久米島空港は地下1階、地上3階建てで、こじんまりとした空港です。
出発ロビーも到着ロビーも、売店も飲食店もレンタカーカウンターも、大体の機能は1階に集約されています。
2階にはギャラリーと小さなカフェスペース、3階は展望デッキになっています。
保安検査所通過後も小さな売店はあります。
久米島の繁華街やホテルは久米島空港とは反対の東部に集中。久米島観光の目玉とも言えるハテの浜やイーフビーチも東部エリアにあります。
空港からホテル等が集中するイーフビーチ周辺までは車だと約30分、タクシーを使えば3,000円前後です。
2.久米島空港へのアクセス
久米島空港の概要がわかったところで、就航しているフライトを調べてみました。
2-1.本州からの直行便は?
2017年9月現在、本州から久米島に直行する飛行機は就航していません。飛行機でアクセスするには、那覇空港経由が定石です。
と、ここで耳より情報!じつはここ数年羽田空港からは夏期限定で久米島への直行便が就航しています。2017年は7月16日~8月31日の間、毎日1便久米島へ飛んでいたのですよ。
人気が高まりなどである程度の需要が見込めれば、飛行機が期間限定で就航するというのはよくある話。
来年以降はどうなるのか気になりますね。
時間が節約できて、さらに楽チンな直行便、今後、夏に久米島旅行を考えている人は、羽田空港からの直行便もチェックしてみるといいでしょう。
2-2.那覇空港からのアクセス
2017年9月時点で、那覇-久米島間は1日7往復も飛行機が飛んでいます。航空会社はRAC(琉球エアコミューター)またはJTA(日本トランスオーシャン航空)のいずれかです。
便数は多いですが使用している機材は小ぶり。小さい飛行機は振動がダイレクトに伝わるので、苦手という人も多いかもしれません。
所要時間は約35分。もしかしたら実際に飛んでる時間は30分もないかもしれません。
・那覇→久米島のフライト(2017年9月時点)
航空便名 | 出発時刻 | 到着時刻 |
RAC871 | 7:35 | 8:10 |
REC873 | 8:15 | 8:50 |
REC875 | 10:15 | 10:50 |
JTA211 | 13:30 | 14:10 |
RAC879 | 15:10 | 15:45 |
REC881 | 17:30 | 18:05 |
RAC883 | 18:10 | 18:45 |
・久米島→那覇へのフライト(2017年9月時点)
航空便名 | 出発時刻 | 到着時刻 |
RAC872 | 8:35 | 9:10 |
REC874 | 9:15 | 9:50 |
REC876 | 11:15 | 11:50 |
JTA212 | 14:50 | 15:25 |
RAC880 | 16:10 | 16:45 |
REC882 | 18:30 | 19:05 |
RAC884 | 19:10 | 19:45 |
3.飛行機とフェリー、どっちの方がいい?
沖縄本島から久米島へは、飛行機だけではなく、フェリーも就航しています。
久米島のフェリー乗船場所である兼城港(かねぐすくこう)は、久米島空港から東へ10分程度走った場所にあり、周辺は空港よりも栄えています。
観光の中心地までは車で15分程度です。
飛行機とフェリー、時間や値段はどんなふうに変わるのか、表にまとめてみました。
飛行機を利用した場合 | フェリーを利用した場合 | |
所要時間 | 約35分 | 2時間50分~3時間20分 |
片道運賃 | 約¥12,000 | ¥3,390 |
割引運賃 | 早得割引・経由便割引等 | 往復運賃(¥6,450) |
1日の運行本数 | 7便 | 2便 |
定員数 | 約150名 | 約350名 |
詳細HP | http://www.jal.co.jp/ | http://www.kumeline.com/ |
続いて飛行機・船それぞれのメリット・デメリット
飛行機 | フェリー | |
メリット | ・短時間でアクセスできる ・本数が多いので調整しやすい ・船酔いしない ・先割を使えばお得になる |
・ゆったり船旅を楽しめる ・リーズナブル ・定員数にゆとりがあり、急な予約でも座席を確保しやすい ・車やバイクを一緒に運べる |
デメリット | ・フェリーよりも高額 ・定員数がフェリーよりも少ない ・キャンセル料が高額になりがち |
・船酔いすることがある ・所要時間が長い ・1日2便しかなく、調整しにくい |
所要時間を見ると。飛行機の方が断然早いですね。しかし、飛行機の場合離陸時間の1時間から30分前には空港に到着し、チェックインや手荷物検査を行わなくてはなりません。このため、「フェリーを使っても大差なかった」と感じる人もいるようです。
しかし、飛行機の場合は運行本数が多く、日中は1~2時間の割合で飛んでいるので、スケジュールに合わせてアクセスできます。
フェリーだと午前と午後に1本しか出ていないので、スケジュールに余裕がない人は、飛行機を選ぶといいでしょう。
飛行機の普通運賃はフェリーの3倍以上もかかりますが、先割を利用すれば、約6,000~8,000円でアクセスできるため、さほどフェリーとの差がありません。
また、なんの不思議かときおり那覇往復のツアーより(那覇経由)久米島往復のツアーの方が安い場合が散見されるのです。
話しが複雑になってしまいますが、久米島に行こうと思った時に、
久米島だけに滞在する場合は飛行機利用がベスト!1.久米島行きのツアーを探すもしくは2.久米島行きの飛行機とホテルを別々に探す、の2パターンの比較をしてみてください。
沖縄本島滞在のなか日に久米島に行く場合は、飛行機を調べてみて、時間と料金から飛行機とフェリーどちらにするか決めてください。
まとめ
昨今人気急上昇中の久米島。離島ならではのプリミティブな自然とスパなどリゾート施設が共存し、気持ちのいいバカンスを過ごせることでしょう。
ぜひ次の旅行には久米島まで足を延ばしてみてください!