はじめに
二度と戻ることのない学生時代、とびっきりの思い出を作ろうと計画されている方も多いのではないでしょうか?
でも先立つものはやっぱりお金。バイトである程度貯めることはできても、何とかリーズナブルな方法はないかなぁ・・と思いませんか?
そこで今回は学生の沖縄旅行において、リーズナブルに楽しむツアーの選び方をご紹介していきたいと思います。
<もくじ>
1:学生旅行に人気の時期
2:学生旅行におすすめのモデルコース1
3:学生旅行におすすめのモデルコース2
4:学生旅行におすすめのモデルコース3
5:学生旅行でおすすめの沖縄のホテル、リゾート
おわりに
1:学生旅行に人気の時期
それはズバリ、「夏休み」と「冬休み」。
夏休みは大学によって違うかと思いますが、おおよそ8月~9月の2ヶ月、というところが多いですよね。その中でも、8月は旅行代金が高いため、比較的旅行代金が安い9月に、という方が多いです。
そして冬休み。卒業旅行として沖縄を選ばれる方も多い時期なのですが、気を付けたいのが「2月はとっても混む」ということです。理由は、プロ野球キャンプやJリーグ、大学団体などのスポーツ合宿がとても多いから。ですので、2月(特に上~中旬)はちょっと避けて、1月下旬や3月の上~中旬あたりで検討するというのがオススメです。
そして次項では、「実際に沖縄に行ってどこに行けばいいの?」という方へ、沖縄滞在のモデルコースをご紹介いたします。
行き当たりバッタリだと、観光してみたけど好みじゃなかった、予想以上の出費が・・などガッカリしてしまうことも。
なお、沖縄旅行でもおすすめのスポットばかりを取り入れましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2:学生旅行におすすめのモデルコース【南部編】
南部には屈指のパワースポットや本来の沖縄の姿が語り継がれている場所が点在。
同時に戦争時の悲話が残る場所も多くあります。
一度は真剣に向き合いたい場所も取り入れつつ、素の沖縄を楽しめるという充実モデルコースです。
2-①:斎場御嶽(せーふぁうたき)
言わずと知れたパワースポットとして人気を誇る斎場御嶽(せーふぁうたき)。
琉球王朝時代にさまざまな祭事が行われてきたと言われている場所です。
沖縄には多くの御嶽が存在する中で、琉球王国最高の聖地と称される場所は一度足を踏み入れてみる価値のある場所です。
2-②:おきなわワールド
おきなわワールドは、沖縄を肌で感じることのできる場所。
毎日公演している「スーパーエイサー」や「ハブのショー」は迫力満点!他にも沖縄のさまざまな文化を体験できる工房、神秘的な世界を体験できる鍾乳洞・玉泉洞など楽しめる内容が沢山あります。
時間を多めに取ってここでランチを。旬の島野菜やハーブ、魚介類などの沖縄ならではの素材を使ったヘルシーランチブッフェを楽しむことができますよ♪
質も量も大満足できるはずです。
2-③:ひめゆりの塔
ひめゆりの塔は日本で唯一の地上戦が起きた沖縄で、女学生で構成された「ひめゆり学徒隊」の慰霊塔です。元々はこの場所に豪があり、その跡地に建てられました。
戦地で看護を続けながらも亡くなっていった姿は映画や歌にもなるほど。
ここでどういう悲劇が起きたのかを伝え続け、平和でいられる幸せを知るためにも外せないスポットです。
ひめゆり平和祈念資料館も併設されていますので、忘れてはいけない戦争を学んでみては。
入口付近では生花も売っていますので、お供えすることもできます。
2-④:喜屋武岬(きゃんみさき)
沖縄本島最南端に位置する喜屋武岬(きゃんみさき)は、太平洋と東シナ海にわかれる海を望める絶景スポット。
喜屋武海岸及び荒崎海岸を眺望できる国指定名勝・天然記念物でもあります。
と同時に、沖縄戦跡国定公園として島民や軍人など約1万人の霊を弔う「平和の塔」も建てられています。
当時、行き場をなくした人たちはここで身を投げたという悲惨な歴史があります。
ひめゆりの塔を訪れたあとこの岬に立つことで、同じ世代の学生たちの気持ちを感じ取れるかも知れませんね。
ひめゆりの塔もそうですが決して重い気持ちで観光する必要はなく、明るい未来を築きあげ、平和に過ごしている姿があるだけで多くの命が報われていると思いますよ。
2-⑤:首里城公園
首里城公園は沖縄本島を代表する観光スポット。
琉球王国時代の歴史に関して、学生さんならかなり興味があるのではないでしょうか。
東南アジアを中心とした外交や貿易を展開させ首里王府の司令塔となっていました。ここはいわば歴史の証人とも言えます。2000年12月には、日本で11番目となる世界遺産にも登録されました。
高い技術力が光る建築様式や石組み技術にも注目です。
~時間があったら・・夜の国際通りへ~
観光を楽しんだ夜は、沖縄の繁華街でもある国際通りへ繰り出すのも◎。
沢山のお土産品や2015年6月OPENした国際通り屋台村など、楽しめるスポットが沢山ありますよ♪
3:学生旅行におすすめのモデルコース【中部編】
中部はぜひ見ておきたい有名な世界遺産が点在しています。中部のモデルコースは史跡づくし!1日で3箇所も見ることができる、とっておきのモデルコースを用意してみました。
3-①:中城城跡(なかぐすくじょう)
中部に位置する中城城跡(なかぐすくじょう)は、多くの遺構が当時のまま残っている城です。
これは当時建築家として名高い護佐丸という名手が築かれたと言われていて、3種類の石積みで施されている建物からは高い技術が伺えます。
当時正殿があった一の郭や二の郭城壁、また北や西、南の郭城壁に施されている石積みの方法のちがいや階段の幅の違いなどを探るのもおもしろいかも。
護佐丸さんのお墓もありますので、見つけたらぜひ手を合わせてみて。
ただし場所によっては石垣がもろくなり、立ち入り禁止の箇所もあります。マナーを守って見学しましょう。
3-②:勝連城跡
勝連城跡は琉球王国のグスク及び関連遺産群の中で最も古い城跡と言われています。
高低差のある造りが大きな特徴で、当時貿易で繁栄させた按司(あじ)阿麻和利が居住していたことで有名。
入場料は無料ですが、史跡ガイドの会の案内人にお願いすると有料になります。
より詳しく知りたいかたはぜひ利用してみて。
なお入り口付近にある案内板にはQRコードをアクセスすると、当時どんな状況だったのかなどを体験できるシステムもありますので、ぜひ利用しましょう。
3-③:琉球村
琉球文化をとことん味わえる琉球村。
古き良き伝統を建物で再現されていますので、まるでタイムトリップしたかのような感覚に。
また工芸や三線など多くの体験ができるのも魅力。
ランチもぜひここで。タコライスや沖縄そばなどリーズナブルなものから伝統的な琉球料理まで取り揃い、舌をうならせる一品が必ず見つかるはずです。
3-④:座喜味城跡(ざきみぐすく)
座喜味城跡(ざきみぐすく)は、先にも中城城でご紹介した護佐丸さんによって築かれた城です。
標高120mあまりの小高い丘に建つその姿は、戦国時代の要塞の中でも最高傑作と言われているほどです。
史跡の中でも保存状態が良く唯一城壁に登ることを許可されている城でもあるため、記念写真を撮りに訪れるかたも多いのだとか。
また入場料は無料で営業時間も定められていませんので、心行くまでその素晴らしさを味わうことができます。
3-⑤:美浜アメリカンビレッジ
時間があったらぜひ美浜アメリカンビレッジへ足を運んでみましょう。
史跡巡りのあとは現代へ戻って、今度はアメリカンな雰囲気を楽しむのも面白いと思いますよ。
ビンテージ商品やTシャツ、食べ物にダーツバーなど遊べる場所が山ほど。
観光の思い出をおつまみにビールを飲むのも悪くないですよね。
4:学生旅行におすすめのモデルコース【北部編】
本部・名護地区には美ら海水族館や史跡、現在大変人気のある古宇利島など有名スポットが集中。移動時間も少ないのでガッツリ観光できますよ♪
そこで絶対外せないスポットを押さえつつ、大勢で行くと楽しめるオススメの観光地をご紹介いたします。
4-①:沖縄美ら海水族館
沖縄観光スポットの王道、沖縄美ら海水族館は子供から大人まで楽しめる人気スポットです。
ただし日中は混み合うだけに早めの観光がオススメです。
水族館の目玉でもあるジンベエザメやマンタが回遊している「黒潮の海」は何と水量7,500m³で世界有数の大きさ。他にも深海に住む生物や沖縄の海に生息する魚なども見ることができます。
4-②:OKINAWAフルーツらんど
OKINAWAフルーツらんどはその名の通り、南国沖縄の果物が豊富に取り揃う施設。
マンゴーやパイナップルをはじめ、見たこともない南国特有の熱帯果樹が生い茂る熱帯果樹園、オオゴマダラが舞うバタフライガーデン、可愛らしいインコと触れ合うことができるバードゾーンなど見どころ十分。
同じ敷地内には農家さんが手塩にかけて育てた野菜が食べられるランチブッフェがありますので、食事もここで決まり!トロピカルな雰囲気に包まれながら南国をとことん味わいましょう。
4-③:今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
お腹いっぱいになった後は、沖縄の名城今帰仁城跡(なきじんじょうあと)の散策はいかがでしょう。
発掘調査では陶磁器なども出土され、中国を中心とする東南アジアとの貿易が盛んだったことも伺えます。
お城の造りは頂上から覗くと、まるで万里の長城を思わせるかのような美しいカーブが見事。全長1.5kmにも及ぶ堅牢な造りを見ることができますよ。
なお眼下に広がる海とのコントラストも最高です。
4-④:古宇利島
沢山観光したあとは、のんびりドライブがてら絶景スポットで癒しの旅を。
今帰仁城跡から車で約20分も走ると、海と島を見渡す古宇利大橋へ到着します。
屈指の透明度を誇る青い海を左右に見ながら、島へ到着するまでの時間を楽しみましょう。
ゆっくり眺めたいかたは橋のすぐ手前左側にある「美らテラス」でスムージーを飲みながら絶景を眺めることもできますよ♪
4-⑤:アマジャフバル農村公園
ここで絶景夕日が見られる秘密スポットをご紹介いたします。
アマジャフバル農村公園は古宇利島を1周すると「アマジャフバル農村公園」の標識がでてきます。急な登り坂や畑を抜けて走るとたどり着くことができます。
もともとは遠見番所跡なのですが、頑張ってたどり着ければかなりの絶景が待っています。
仲間たちと夕日に染まる海や島を眺めているだけで、旅に出て良かったと思えるはずです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
学生時代に旅行で思い出を作ることって、実はとっても大切なこと。
社会人になったら長いお休みを取ることも難しく、まして家庭を持つようになると気の合う仲間同士で集まることも困難になってきますよね。
ということで、ぜひ学生の思い出を沖縄で。